首都高速道路株式会社では、平成19年度において、「首都圏3環状道路」の一部を形成する中央環状新宿線(新宿線~池袋線間)の開通、横浜都心部へのアクセス向上となる横浜公園出口の開通を行うとともに、ボトルネック対策として有明辰巳ジャンクション間改良の整備を推進しております。
また、ETCの普及促進を引き続き推進していくとともに、2008年には距離別料金制へ移行し、首都高速道路の更なる利用促進を図って参ります。
平成20年度の概算要求については、引き続き、中央環状新宿線・中央環状品川線をはじめとするネットワークの早期整備、ボトルネック対策の着実な推進に全力で取り組むことにより、首都高速道路の最大の課題である渋滞の解消、沿道環境の改善や地球温暖化の防止に貢献していくために必要となる投資予算の財源として、政府保証債等の要求を行うものです。
1 平成20年度 建設事業等投資予算内訳
建設事業等投資予算及び財源の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
区分 |
平成20年度
(A) |
平成19年度
(B) |
伸率
(A)/(B) |
〔事業計画〕
新設・改築費
修繕費
一般管理費
支払利息等 |
90,576
8,422
8,733
5,576 |
71,413
7,886
8,644
4,672 |
1.27
1.07
1.01
1.19 |
合計 |
113,307 |
92,615 |
1.22 |
〔資金計画〕
無利子借入金
財投資金
(うち政府保証債)
自主調達資金
(うち財投機関債)
(うち民間借入金) |
34,500
18,500
18,500
60,307
20,000
40,307 |
34,892
20,400
20,400
37,323
10,000
27,323 |
0.99
0.91
0.91
1.62
2.00
1.48 |
合計 |
113,307 |
92,615 |
1.22 |
(注)
1.無利子借入金とは、首都高速道路の新設又は改築に要する費用の一部として独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構から無利子で借り入れる資金です。
2.記載の計数は、高速道路株式会社法第10条の規定に基づく事業計画認可時に変更される場合があります。
※川崎線(殿町~大師ジャンクション間(2.0km))については平成22年度開通予定