首都高の取り組み

首都高の取り組み

EFFORTS OF SHUTOKO

渋滞対策

これまでのネットワーク整備により都心環状線を中心とした渋滞が減少した一方で、中央環状線付近の渋滞が増加するなど、依然として課題が残っています。

このため、道路ネットワークの整備や拡幅による車線増などのボトルネック対策に加え、交通情報提供の高度化、標識・区画線の改良等のソフト対策を組合わせた総合的なプランとして「首都高 快適走行ビジョン」を策定し、スムーズで快適な首都高を目指します。

渋滞の種類
(発生の割合)
渋滞対策
交通集中渋滞
(85%)
上り勾配での速度低下対策
  • エスコートライトによる速度低下の防止
  • 速度回復を促すメッセージの表示
  • 付加車線の設置
  • 看板や路面標示による注意喚起
合流部の対策
  • 交通需要の時間変化に応じたJCT合流部の運用変更(可変チャンネリゼーション)
  • 入口流入調整
  • 交通状況に合った区画線改良
  • 拡幅による車線増
交通集中への対策
  • 広域交通情報の提供
  • 渋滞予想カレンダーによる混雑日の広報
  • 事業中のネットワーク整備等
    詳しくは、首都高 快適走行ビジョンをご覧ください
事故・故障車渋滞
(約11%)
事故・故障車処理の迅速化
安全への取組み
工事渋滞
(約4%)
工事渋滞の削減

主な取り組み内容

上り勾配での速度低下対策

2015年2月16日に3号渋谷線(下り)池尻付近において、「エスコートライト」を設置しました。
詳細はプレスリリースをご確認ください。

中央環状線(外回り)扇大橋付近において新たに開発した薄型「エスコートライト」を設置(2016年03月08日公表)

2016年3月9日(水)に、中央環状線(外回り)扇大橋付近においてコストを抑えた薄型の「エスコートライト」を設置しました。
エスコートライトは、上り勾配で速度低下による渋滞が発生している箇所において、路側に設置した灯具の光を進行方向へ流れるように点灯させ、速度低下を防ぐ渋滞対策装置です。
今回の設置区間は、上り勾配となっており、朝夕のピーク時を中心に平日の日中はほぼ毎日渋滞が発生しています。多いときは扇大橋付近を先頭に板橋JCTまで渋滞が延びています。(別紙1参照)
首都高での導入は2例目になりますが、今回は2015年2月にはじめて3号渋谷線(下り)池尻付近に設置したものと比較し、コストを抑え、スペースが無い箇所にも設置可能な薄型のエスコートライトとなっています。(別紙2参照)
なお、3号渋谷線(下り)池尻付近に設置したエスコートライトは、最大通過台数が約3%向上し、効果が継続しています。

中央環状線(内回り)中野長者橋付近において「エスコートライト」を設置(2016年12月01日公表)

2016年12月1日(木)に、中央環状線(内回り)中野長者橋付近において「エスコートライト」の運用を開始しました。
エスコートライトは、上り勾配で速度低下による渋滞が発生している箇所において、路側に設置した灯具の光を進行方向へ流れるように点灯させ、速度低下を防ぐ渋滞対策装置です。
今回の設置区間は、上り勾配があることから、平日の朝ピーク時を中心に夕方にかけて渋滞が発生している状況です。
なお、3号渋谷線(下り)池尻付近に設置したエスコートライトは、最大通過台数が約3%向上し、効果が継続しています。

場所 中央環状線(内回り)中野長者橋付近(西池袋入口~中野長者橋出口間の左側300m区間)
運用開始日 2016年12月1日(木)5時
点灯時間 朝~夕まで連続点灯し、夜は消灯(運用開始後の交通状況により見直します)

合流部の対策

浜崎橋JCTにおいて可変式路面表示を試験実施(2017年03月28日公表)

浜崎橋ジャンクションの合流部(1号羽田線(上り)からと都心環状線(外回り)からとの合流)において、整流化対策として、LED投光器で路面に矢印を照射する可変式路面表示を試験的に実施しました

試験日時:
2017年3月29日(水)19時~翌5時
運用イメージ
試験内容

可変式路面表示とは、合流部手前において路面表示を可変で切り替え、交通需要に合わせた車線運用を行うものです。本試験は、交通量の少ない夜間(19時~翌5時)において、両方向の車線を可変式路面表示によって1車線で運用することにより、スムーズな合流が可能となるか確認するものです。

試験走路におけるLED灯火器による照射状況写真
浜崎橋JCTにおいて可変チャンネリゼーションの長期試験を実施(2019年03月20日公表)

2019年3月26日(火)より、1号羽田線(上り)浜崎橋JCTにおいて、可変チャンネリゼーションの長期試験を行っています。
可変チャンネリゼーションは、ジャンクション等の合流部手前において、可変式の路面表示や表示板等を設置・運用し、交通需要に合わせて車線の誘導を行うものです。
今回、交通量の少ない夜間にLED投光器から可変式路面表示を照射することにより、合流部手前で左車線に車両を誘導し、安全で円滑な合流を行えるようにします。

可変チャンネリゼーションイメージ
設置箇所
可変チャンネリゼーション長期試験概要
設置箇所 1号羽田線(上り)浜崎橋JCT(都心環状線外回り方面渡り線)
運用開始日 2019年3月26日(火)
表示時間 20時~日の出まで(運用開始後見直す場合あり)
運用イメージ
5号池袋線(上り)中央環状線(内回り)熊野町JCTにおける分岐方法の変更(2016年03月18日公表)

5号池袋線(上り)中央環状線(内回り)の熊野町ジャンクション付近における、お客様の安全性や交通の円滑性を確保するため、2016年3月23日(水)午前5時より熊野町ジャンクションの車線の運用方法を以下のとおり変更しました。

変更内容

5号池袋線(上り)中央環状線(内回り)熊野町ジャンクションは、中央環状線が1車線、5号池袋線が2車線で運用しておりますが、中央環状線全線開通に伴い中央環状線方面への交通量が増加していることから、交通量に合ったより効率的な分岐方法とするため、中央環状線が2車線、5号池袋線が1車線での運用に変更します。なお、中央車線からは、どちらの方向へも安全に分岐ができます。周囲の車に注意して走行してください。

その他の対策

5号池袋線(上り)志村本線料金所の車線運用を変更しました(2016年03月18日公表)

5号池袋線(上り)志村本線料金所は、6つのレーンのうち、右寄りの第6レーンを志村PAからのお客様専用のレーンとして試行運用していましたが、この度、交通の更なる円滑化を図るために、第6レーンについて本線をご利用のお客様もご利用できるよう、以下のとおり変更しました。

運用開始:
2016年3月21日(月)5時~
第6レーンをご利用の際のご注意
  • 本線よりご利用のお客様におかれましては、右(志村PA)からの合流がありますので、十分ご注意ください。
  • 志村PAよりご利用のお客様におかれましては、停止線で一旦停止を行い、本線からの車両を確認の上、合流してください。
板橋JCT合流部2車線化及び志村本線料金所レーン運用変更による効果について(速報)(2016年04月21日公表)

渋滞対策として、2016年2月4日に2車線化した板橋JCT合流部及び2016年3月21日にレーン運用変更した志村本線料金所の効果の概要をお知らせします。

板橋・熊野町JCT渋滞対策 板橋JCT合流部2車線化による効果
  • 中央環状線(内回り)板橋JCT合流部の車線数を、1車線から2車線に変更(2016.2.4)
  • 中央環状線(内回り)において、朝時間帯に発生していた合流部を先頭とする渋滞がほぼ解消したが、5号池袋線(上り)の渋滞は残っている状況
板橋・熊野町JCT渋滞対策 志村本線料金所レーン運用変更による効果
  • 志村本線料金所の第6レーンを中台入口からの本線交通に解放(2016.3.21)
  • 志村本線料金所の最大通過台数が4%増加し、中台入口を先頭とする一般道の渋滞が約1割減少したが、5号池袋線(上り)本線の渋滞は残っている状況