首都圏全体における料金体系のあり方を踏まえた首都高速道路の新しい料金制度の導入に向けた検討の一環として、利用距離に応じて距離別の料金を設定することにより、首都高速道路ならびに一般道路の利用状況に及ぼす影響等を把握する距離別料金社会実験を実施します。
引き続き、新しい料金制度の導入に向け更なる社会実験について検討を進めます。
●距離別料金社会実験(東京線、神奈川線)
東名高速などの国幹道等に接続し交通容量に比較的余裕のある放射路線において、国幹道等の端末からおおむね6km(500円特定料金区間の場合)で設定されている現行のETC特定料金区間に加えて、東京線の場合おおむね10kmまでの短距離利用について普通車で100円引きとなるよう料金を設定することにより、首都高速道路ならびに一般道路の利用状況に及ぼす影響等を把握します。
これにより、距離別料金のあり方について検討を進めるとともに、国幹道等との乗継利用のあり方についても検討を進めます。
○実施期間
平成18年12月3日(日) 0時 から平成19年3月末日までの終日
○対象路線・区間
東京線(100円引対象路線・区間)
3号渋谷線(東名~渋谷)
4号新宿線(中央道~外苑)
5号池袋線(外環~板橋本町)
6号三郷線(常磐道~加平)
7号小松川線(京葉道~錦糸町)
川口線(東北道~鹿浜橋)
湾岸線(東関道~葛西)
<参考>ETC特定料金区間
東名~池尻 500円
中央道~永福 300円
-
常磐道~八潮南 500円
-
東北道~新郷 500円
東関道~浦安 500円
神奈川線(50円引対象路線・区間)
狩場線(狩場~みなとみらい・新山下)
<参考>ETC特定料金区間
狩場~阪東橋 500円
○対象車両
ETC無線通行車
○割引内容
入口と出口がともに対象路線・区間内のご利用について、
東京線ではいつでも普通車100円引き、大型車200円引き
神奈川線ではいつでも普通車50円引き、大型車100円引き
例えば、
東京線の夜間割引時間帯では、
普通車で通常700円が、ETC夜間割引で560円、更に今回の実験で460円
神奈川線の夜間割引時間帯では、
普通車で通常600円が、ETC夜間割引で480円、更に今回の実験で430円
※ただし、ETC特定料金区間は適用外です。
※曜日別時間帯別割引後に東京線100円、神奈川線50円引きとなります。
※料金は出口のETCアンテナ通行時に確定します。
●距離別料金社会実験(埼玉線)
埼玉線全線を対象に、日曜・祝日に利用距離に応じて距離別の料金を設定することにより、首都高速道路の利用状況に及ぼす影響等を把握し、距離別料金等のあり方を検討することを目的としています。
○実施期間
平成18年12月3日(日)から平成19年3月25日(日)までの日曜・祝日0時~24時前
○対象路線
首都高速道路 埼玉線全線
○対象車両
ETC無線通行車
○割引内容
8km未満の短い距離をご利用の場合、日曜・祝日割引とあわせて普通車300円、大型車600円
例えば 与野~外環区間 7.8km
8km以上~12km未満の距離をご利用の場合、
日曜・祝日割引とあわせて普通車320円、大型車640円
例えば 新都心~外環区間 10.3km
12km以上の長い距離をご利用の場合、
日曜・祝日割引とあわせて普通車340円、大型車680円
例えば、さいたま見沼~外環区間 13.6km
※ただし、ETC特定料金区間は対象外です。
※料金は出口のETCアンテナ通過時に確定します。
●その他
※原則として、出口のETCアンテナで返金されますので、出口までETCカードを抜き取らないで下さい。
※ETCカードの挿入は確実にお願いします。
※ETCレーンでは徐行をお願いします。
実施主体
首都高速道路料金割引社会実験協議会
(国土交通省関東地方整備局 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 横浜市 川崎市 さいたま市 首都高速道路株式会社)