中央環状品川線は、中央環状線の南側部分を形成し、起点の品川区八潮三丁目で高速湾岸線から分岐したのち、目黒川及び環状第6号線(山手通り)の地下空間をトンネル構造で北上し、目黒区青葉台四丁目で現在建設中の中央環状新宿線及び高速3号渋谷線に接続する延長約9.4kmの路線です。
 
			
								CORPORATE INFORMATION
2005年12月21日
中央環状品川線は、中央環状線の南側部分を形成し、起点の品川区八潮三丁目で高速湾岸線から分岐したのち、目黒川及び環状第6号線(山手通り)の地下空間をトンネル構造で北上し、目黒区青葉台四丁目で現在建設中の中央環状新宿線及び高速3号渋谷線に接続する延長約9.4kmの路線です。
 
			
								| 起点 | 東京都品川区八潮三丁目 | 
| 終点 | 東京都目黒区青葉台四丁目 | 
| 延長 | 約9.4km | 
| 道路区分 | 第2種第2級(自動車専用道路) | 
| 車線数 | 往復4車線 | 
| 設計速度 | 60km/h | 
| 出入口 | 1箇所(五反田) | 
| 換気所 | 4箇所 (中目黒、五反田、南品川、大井北) | 
| 道路構造 | トンネル構造  約8.4km 高架構造 約0.6km 擁壁構造 約0.4km | 
○経緯 
平成16年11月15日 都市計画決定 
平成17年 6月17日 都道の路線認定 
平成17年 9月14日 自動車専用道路の指定 
平成17年 9月16日 街路事業の都市計画事業認可 
             (事業者:東京都) 
~整備率は24%にとどまっており、ヨーロッパ主要都市圏等に比べ著しく遅れています~
 慢性的な交通混雑の緩和や、良好な生活空間の創造などにより、首都圏を魅力ある都市構造に再生するのが「首都圏3環状道路」です。
 
<主要都市圏の環状道路整備率>
ロンドン 100% 
パリ    84% 
ベルリン 97% 
北京   82% 
 都心環状線を利用する交通の6割が、放射線から放射線への通過交通であり、このため放射線より通過交通が集中し、都心環状線は飽和状態となっています。
 中央環状線が完成すると、通過交通の迂回・分散が図られ、渋滞はほぼ解消します。
 
			
								 中央環状王子線(平成14年12月開通)沿線の生活道路では、死傷事故件数が開通前に比べ3割減少しています。また、周辺の主要交差点では大型車が約1割減少しています。
 このように、環状道路整備は渋滞していた幹線道路からの交通転換を促し、さらに、そのために容量の空いた幹線道路への生活道路からの交通の転換を促します。(玉突き効果)
 
				
							中央環状品川線が整備されると、現在建設中の中央環状新宿線と合わせて中央環状線の全線が完成します。これにより、都心環状線を通過する交通の迂回・分散が図られ、首都高速全体のネットワークが効率よく機能し、渋滞は平日朝のピーク時間帯でほぼ解消します。
 
			
								中央環状線の全線開通により、高速道路全体のネットワークが効率よく機能し、周辺地域も含めた拠点間のアクセスが向上します。
 
			
								中央環状品川線の整備により、走行時間の短縮や事故減少などで生まれる整備効果は、年間約1,300億円にもなります
 
			
								中央環状品川線の整備により、環状第6号線の混雑が緩和し、円滑な交通の流れが確保されます。
 
			
								車の流れがスムーズになると排気ガス量は減少します。そのため、地球温暖化の要因とされるCO2や大気汚染物質であるNOX、SPM等の排出量が減るなど、環境改善に大きく貢献します。