企業情報

CORPORATE INFORMATION

プレスリリース
(2010年度)

2010年07月20日
首都高速道路株式会社

中央環状線初台南出口付近案内看板落下事故における調査報告について

首都高速道路株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:橋本 圭一郎)は、平成22年7月16日(金)2時45分ごろ発生した首都高速中央環状線初台南出口付近案内看板落下事故について、中央環状線大橋ジャンクション~西新宿ジャンクション間を同日21時から翌5時まで、西新宿ジャンクション~熊野町ジャンクション間を7月17日(土)21時から翌5時まで、通行止めにして、緊急点検を行いました。
点検結果は、下記2のとおりです。
また、原因調査と復旧構造検討のため、下記3のとおり、調査委員会(委員長池田尚治[横浜国立大学名誉教授])を設置することとしました。
皆様には、通行止め等によりご迷惑をおかけしましたが、引き続き、ご理解、ご協力をよろしくお願い致します。

1.落下した案内看板の概要

・設置場所:渋谷区元代々木町
・規格:内照式案内看板(幅4.5m×高さ1.7m×奥行き0.55m 重さ1.6t)
・取付け構造:取付け用の鉄枠を介してシールドトンネル天井部に鋲(打込式ピン)で固定

2.点検結果

(1)落下した案内看板

・点検日時:7月16日(金)21時~翌5時(大橋~西新宿間通行止)
・点検結果:取付け用の鉄枠とトンネルを接合する鋲(全20本)がすべて引き抜けていることを確認

(2)その他の案内看板

中央環状線 大橋ジャンクション~西新宿ジャンクション間
・点検日時:7月16日(金)21時~翌5時(通行止)
・点検方法:接近目視及び揺らしによる取付け部のゆるみ、がたつき、その他異常の有無の確認

点検箇所 対象数 点検結果
内照式案内看板 13基  異常なし。念のため落下した案内看板と同じ取付け構造を有する2基を撤去
内照式案内看板以外で落下した案内看板と同じ取付け構造を有するもの 10基  異常なし。念のため全数(10基)を撤去

中央環状線 西新宿ジャンクション~熊野町ジャンクション間
・点検日時:7月17日(土)21時~翌5時(通行止)
・点検方法:大橋ジャンクション~西新宿ジャンクション間の点検方法に同じ

点検箇所 対象数 点検結果
落下した案内看板と同じ取付け構造を有するもの(内照式は無し) 10基  異常なし。念のため全数(10基)を撤去
上記以外の大型案内看板 37基  異常なし。

3.調査委員会の概要

名称:初台南出口付近案内看板落下事故調査委員会(仮称)

委員長
 池田 尚治 横浜国立大学名誉教授

副委員長
 藤野 陽三 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授

委員
 長井 正嗣 長岡技術科学大学工学部環境・建設系教授
 玉越 隆史 国土交通省国土技術政策総合研究所道路研究部道路構造物管理研究室長

開催日:7月22日(木)予定
※第2回以降の開催日は、委員会の審議により決定

その他:調査委員会の最終結果については、公表予定

お問い合わせ

首都高速道路株式会社
 保全・交通部 点検・保全計画グループ
 TEL 03-3539-9483