CORPORATE INFORMATION
2008年08月05日
首都高速道路株式会社
平成20年8月3日(日)午前5時52分、首都高速5号池袋線下り熊野町ジャンクションにおいて発生した、タンクローリーの横転・車両火災事故については、昨日、点検・調査を行い、緊急対策工事に着手しております。
損傷の状況は、下記2のとおりですが、復旧にあたり、対策委員会を設置(委員長:池田尚治〔横浜国立大学名誉教授〕)し、復旧方法等の対策内容について検討することとしました。
これに伴い、復旧工事が完了するまでの間、引き続き下記3のとおり通行止め規制を実施します。皆様には、ご迷惑をおかけしておりますが、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。
なお、復旧工事が完了するまでの間、乗継措置を別紙のとおり実施します。
基礎:連続地中壁(山手通りアンダーパス土留壁兼用)
橋脚:二層門型コンクリート橋脚
主桁:鋼製I桁(桁長20m、桁高1.2m)
橋脚:表面のコンクリートが一部剥離、横梁の鉄筋が一部露出
主桁:上層の主桁が熱により変形、特に桁端部は変形大、下層主桁には大きな変状は観察されず
床版:上層の床版は熱によるひび割れが多数発生、下層床版には大きな変状は観察されず
付属物:裏面吸音板・遮音壁が広範囲に焼損、排水管・照明柱が一部焼損
上層路面:火災直上部で60~70cmの沈下が発生
下層路面:上層裏面吸音板のアルミ材が溶け落ち舗装面に付着
緊急対策工事として、火災の熱で変形した上層の主桁を仮の支柱により支える工事を実施します。点検・調査結果及び対策委員会における検討結果をもとに、1日も早い復旧を目指します。