1. 6月9日(金)会計検査院との打合せにおいて、会社資産の一部に誤りがある旨指摘を受けました。
社内調査の結果、既に発表した決算の結果にも影響を及ぼす内容であることから、本日、臨時取締役会を開き、ミスの内容を報告するとともに次の対応策を決め、29日の株主総会でお示しすることといたしました。
・平成17年度決算については、修正すべき事項を内包していること
・弊社として、全社を挙げて再度、徹底的な調査を行うこと
・その調査結果も踏まえ、関係機関と調整の上、必要な修正は平成18年度決算において行うこと
2. 誤りは、資産の過大計上によるもので、その額はおよそ66億円になります。
具体的には、
(1)一部の料金所ゲートにおいて330百万円であるところを5,995百万円と計上、
(2)防犯無線において999万円であるところを999百万円と計上したことによるものです。
本件は平成17事業年度期中の営業活動に異同があったものではなく、会社発足時点の資産評価額において誤ちがあったことによる処理でありますので、今後改めて国土交通省や機構等の関係機関によく説明し、調整させていただきたいと思っております。
いずれにしても、会計検査院に指摘を受けるまでミスに気がつかなかったことなど、弊社の事務管理能力の至らなさを関係の皆様に深くお詫び申し上げます。
併せて、できるだけ速やかにミスの原因を徹底的に究明し、再発防止策を明らかにいたします。
(参考)経緯
・4月27日 取締役会(財務諸表の承認)決算確定(停止条件付)
・5月 2日 財務諸表を監査役会及び会計監査人に提出
・5月29日 会計監査人から監査報告書を受理(取締役会及び監査役会へ)
・6月 5日 監査役会から監査報告書の受理(決算確定)
会計実地検査開始
・6月 9日 会計検査院との打合せ
資産評価額に疑義があるとの指摘あり
・6月12日 取締役会(6/29株主総会招集)
・6月14日 首都高速道路株式会社の第1期決算について記者発表
・6月22日 臨時取締役会
(株主総会における平成17年度決算の追加説明事項について)