EFFORTS OF SHUTOKO
大橋ジャンクションの内側に位置する大橋換気所の屋上につくられた、「自然再生緑地『おおはし里の杜』」。
人と自然とのかかわりが豊かであった時代をイメージし、斜面林や草地、小川のせせらぎなどが再現されています。
鳥類 4種 |
イソヒヨドリ/ハクセキレイ/ヒヨドリ/メジロ |
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昆虫類 (陸生) 61種 |
シオカラトンボ/アキアカネ/ハラオカメコオロギ/ツヅレサセコオロギ/ヒシバッタ/コバネイナゴ/アブラゼミ/ナナホシテントウ/ナミハナアブ/イチモンジセセリ/ナミアゲハ・・・ |
昆虫類 (水生) 8種 |
ハイイロゲンゴロウ/マツモムシ/アメンボの一種/アジアイトトンボ(ヤゴ)/ギンヤンマ(ヤゴ)/シオカラトンボ(ヤゴ)/ショウジョウトンボ(ヤゴ)/コミズムシ |
2024年度、グリーンインフラ官民連携プラットフォーム(事務局:国土交通省)が主催する第5回グリーンインフラ大賞(※)において、高速道路会社で初めて国土交通大臣賞(最高位)を受賞しました。
都市部の道路空間という限られたスペースの中で様々な工夫がなされているグリーンインフラであり象徴的な事業である点や、地域連携での取り組みであり、環境教育の場として活用している点などが評価されました。
※「グリーンインフラ大賞」とは、グリーンインフラに関する優れた取り組み事例を表彰し、広く情報発信することで「自然と共生する社会」の実現を目指したグリーンインフラへの社会実装を加速化するものです。
2023年度、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。大橋ジャンクションと一体整備された換気所屋上という特殊な場所で、生態系に配慮しながら緑地空間を創出するとともに地域社会に貢献している点や、エコロジカル・ネットワークの形成等が都市緑化の優良モデルとなっている点などが評価されました。
評価されたポイント(PDF/318KB)
※「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。認定された区域のうち、保護地域との重複を除いた区域は、「OECM(保護地域以外の生物多様性保全に資する区域)」として国際データベースに登録される。
2020年度、生態系に配慮しながら緑地空間を創出した点や稲作体験の実施などの地域社会への貢献が高く評価され、社会・環境貢献緑地評価システム「SEGES」の「そだてる緑」Excellent2に認定されました。
2023年度には緑地の利活用に積極的に取り組んだ点などが評価されてExcellent3に昇格しました。
※「SEGES」(Social and Environmental Green Evaluation System)とは、企業等によって創出された良好な緑地と日頃の活動、取り組みを評価し、社会・環境に貢献している、良好に維持されている緑地であると認定する制度。
2019年8月21日に、東京都在来種植栽制度「江戸のみどり登録緑地」の「優良緑地」に登録されました。
在来種にこだわった植栽や、整備から約6年の間、自然の状態に近い樹形等を維持するために過度な刈込を行わない等生態系を守る取組を徹底するとともに、農薬を使わない等自然環境への配慮も行っていることなどが評価されました。
※「江戸のみどり登録緑地」とは、在来種を積極的に植栽し、生物多様性の保全に取り組む緑地を東京都が登録・公表する制度
「おおはし里の杜」は平成28年9月21日に、「JHEP認証」において、最高ランクである“AAA”を取得しました。
かつての目黒川周辺の原風景をモデルに、地域本来の自然を手本にして苗木の種類を在来種に限定する等、良質な自然地を回復しました。
また、整備開始より、自然の樹形や草原の成育のために過度な刈り込みを行わないことや、在来種の育成のために外来種の駆除を行うなどの維持管理を徹底してまいりました。
これらの整備と維持管理の取組みが評価され、JHEPの中で最高ランクの『AAA』の認証となりました。
※JHEP認証(Japan Habitat Evaluation and Certification Program)とは、企業等の取組みについて、生物多様性への貢献度や影響度を事業の前後で比較し定量評価するもの。日本では、公益財団法人日本生態系協会が評価し、認証している。1970~1980年代に環境を定量的に評価する手法として、アメリカ内務省で開発されたHEPの日本版。