このたび、(公財)都市緑化機構が、人々の暮らしに潤いと安らぎを与え、地球温暖化の抑制や生物多様性の保全に寄与する都市の緑化保全と緑化推進の普及啓発を目的に主催するコンクールの1つである「屋上・壁面緑化技術コンクール」において、「横浜北線・岸谷生麦線高架下 キリン緑地」が「国土交通大臣賞」を受賞しましたのでお知らせします。

国土交通大臣賞:土木・建築計画、都市計画等の視点から、特に技術水準が高く、今後の都市緑化技術の模範となる最も優れた作品

受賞結果

屋上・壁面緑化技術コンクール 国土交通大臣賞[壁面・特殊緑化部門]

受賞作品 横浜北線・岸谷生麦線高架下 キリン緑地
受賞団体 麒麟麦酒株式会社横浜工場、横浜市役所、首都高速道路株式会社、内山緑地建設株式会社
所在地 横浜市鶴見区生麦1丁目17番1号
授賞式 令和元年11月25日(月)明治記念館
特徴
  • 横浜市内のキリンビール工場において、横浜北線・岸谷生麦線の道路建設に伴う用地供出により、工場立地法で定められる必要緑化面積の確保が困難となりました。そこで、麒麟麦酒株式会社横浜工場が事業者となり、横浜市で初となる工場立地法の敷地外緑地制度を活用し、平成29年3月に開通した道路高架橋下に約18,600m2の緑地を整備しました。
  • この整備により、広大な芝生広場やビオトープなど多様な緑を有するビール工場の緑地(一般に開放約15,400m2)と結ばれ、緑の少ない住宅工場密集地に全長約1.1km、面積約34,000m2に及ぶ緑のオープンスペースが平成29年9月に誕生しました。
  • 高架下特有の低照度環境でも生育する耐陰性植物を中心に、カラーリーフなど様々なテクスチャーを持つ植物を導入し、無機質で薄暗くなりがちな高架下空間のイメージを払拭しました。
  • 緑地と接する旧東海道におけるサイン設置や歩道整備は市役所、生麦事件碑の再整備は高速道路会社により実施され、道路建設を契機に生麦地区の街の魅力を高め、よりよい環境づくりにつながりました。
  • 以上のように、高架下という植物生育に厳しい条件を克服する技術、敷地外緑地制度という新制度を活用した緑地の創出が地域貢献につながった点が高く評価されました。

高架下緑地はフェンスに囲まれ、自転車通行を禁じることで、利用者の安全に配慮したオープンスペースとなっています。近隣の住民や保育園児などのお散歩・運動にも利用されています。