K.UenoInterview

施設や設備の管理を通じて、 土木・建築・機械・電気など 幅広い分野の知識を吸収できる

K.Ueno

東京東局 点検・補修推進課
理工学研究科卒 
2020年新卒入社

新卒入社

技術系総合職(建築)

2020入社

首都高速道路株式会社に入社。東京西局施設保全設計課に配属。

2021

東京西局施設管制所に異動となり、西局管内にある施設の維持・補修に関する管理を担当。

2023

東京東局点検・補修推進課に異動となり、東京東局管内の高速道路や関連施設・設備の点検状況の管理、有事の際の態勢構築・調整を担当。

面白さを追求したときに
都心の狭さがプラスに働いた

もともと美術が好きで、高校生のときに物理に興味を持ったことにより、美術と物理の両方を満たす仕事がしたいと考えるようになりました。そのときに辿り着いたのが建築という分野だったんです。大学では鉄筋コンクリートの強度を中心に学び、特定の力が加わった際にコンクリートがどのようなダメージを受けるのかという実験や研究を行っていました。

首都高に出会ったのは、就職活動でさまざまな業種を研究していたときです。先輩に当社のことを教えてもらったのですが、「高速道路は土木がメインなのに、どこに建築の入る余地があるんだろう」と疑問に感じました。大学の建築学科の人は設計事務所に就職するケースが多かったこともあり、純粋に働くイメージができなかったんです。

この疑問を解消したくて首都高を調べるうちに、パーキングエリアを建築・改修するという領域があることを知りました。しかし、競合他社と比較してみると首都高のパーキングエリアはスペースが限られ、充実度が高くなさそうでした。それが逆に「この狭いスペースで何ができるのかを考えるのが面白そう」と発展の可能性を感じたんです。

日々の安全対策を通じて
首都高のネットワークを維持する

入社後は東京西局で施設保全設計課と施設管制所を経験し、2023年から東京東局の点検・補修推進課に異動しました。東京東局点検・補修推進課は、東京東局が管轄する高速道路をはじめ、周辺の施設・設備の点検・補修状況を管理するのが主な役割です。具体的には社屋、パーキングエリア、料金所といった建築物に加え、空調・火災報知器・ETC設備などの点検を協力会社やグループ会社が行い、私がその内容を取りまとめたうえで、どの建物・設備の補修を優先的に進めていくかの判断を会議で決めています。

また、有事の際の態勢構築や調整を行うのも私たちの役割です。台風の場合は風速に応じた道路・建物の破損・浸水の対策を練る、大雪の場合は通行止めの影響を最小化するために除雪作業の計画・調整を行うなどが主な対応になります。災害大国と呼ばれる日本だからこそ、自然災害には細心の注意を払っているんです。

例えば雪の対策は、夏の時期から準備を進めていきます。最初のころは、まだ暑いのに雪の話をすることに違和感がありました。しかし、東京東局だけでも路線や出入り口が多いため、昨年の反省を踏まえてどのように改善していくのかを念入りに協議する必要があります。今年は全く雪が降らなかったという結果に終わることもありますが、首都高に万が一の事態が起きないように早い段階から準備を進めて、予報に応じて素早い態勢の構築・調整を心がけています。

“心理的安全性”が高い職場だから
複雑な知識が必要な業務も取り組みやすい

実際に働いてみて感じたことは、施設・設備は建築の知識だけで管理するのが難しいということです。例えば道路やトンネルなどの土木構造物が施設に隣接していると、土木と建築の境目の判断に迷うことがあります。土木と建築はそれぞれ対処法が異なるので、どちらに該当するのかによって補修の進め方が変わってきます。

また、施設内には数多くの機械設備・電気設備があり、これらの点検報告書もあがってきます。このときに機械・電気の知識がないと、何が原因で壊れているのかがわからないため、補修内容の適正を判断しづらいんです。

このようなシチュエーションに遭遇することはよくあるのですが、その度に上司や先輩たちに助けられています。当社は公団が民営化することで誕生した会社で、「ちょっとお堅い会社なのかな」というイメージがありましたが、実際は温和で話しやすい方が多いです。そのような職場だからこそ、わからないことを一人で抱え込まず、上司や先輩にも気軽に相談できます。まだ異動して間もないため、少しずつ業務に慣れていきながら、できることを着実に広げていきたいと思います。

※所属・部署名等はインタビュー当時のものです

Schedule1日のスケジュール

09:00

出社

メールチェックを行い、業務の優先度を確認。

10:00

打ち合わせ

建物の損傷状況について、工事を行う部署とのすり合わせ。

11:00

調整業務

資料の取りまとめ、上申資料の作成、業者への事実確認。

12:00

お昼休憩

13:00

現場調査

報告のあがった施設まで実際に赴き、損傷状態の確認や対策について検討。

16:30

資料作成

降雪時の態勢調整に向けて、上司と方向性をすり合わせながら、資料を作成。

19:00

退社

Day Offオフの日の過ごし方

遠方に住んでいる友人に会うために、突発的な旅行に行くことが多いです。メディアで紹介された飲食店に行くこともあれば、珍しい食べ物をネットで取り寄せて家で一緒に食べることもあります。