T.WakabayashiInterview

高速道路×米作り体験 子どもたちの学習支援から 安全対策まで、広く社会に貢献

T.Wakabayashi

東京西局 調査・環境課
工学部 土木環境工学科卒 
2017年新卒入社

新卒入社

技術系総合職(土木)

2017入社

首都高速道路株式会社に入社。東京西局土木保全設計課に配属。

2019

保全・交通部保全企画課に異動。

2021

東京東局保全工事事務所に異動。

2022

東京西局調査・環境課に異動となり、道路の安全対策や渋滞対策に関わる一方、環境施策として整備したおおはし里の杜の運営を担当。

目黒川周辺の自然を復元。
自然観察や食育の学びの場に

東京西局調査・環境課では、環境業務の一環として「おおはし里の杜」の維持管理を行っています。この「おおはし里の杜」は3号渋谷線と中央環状線をつなぐ、大橋ジャンクションの内側に位置する大橋換気所の屋上にある施設です。目黒川周辺にかつて広がっていた緑や水田を再現し、多様な生き物の育成空間となる環境を創出することを目的として、整備されました。

「おおはし里の杜」には小さな水田があり、メダカやチョウ、オオタカなどを観察することができます。自然観察などの学びの場として、年に数回一般公開を実施。また、近隣の小学校と連携し、米作りの体験学習も行っています。一年を通じて、田植え、自然観察、稲刈り、脱穀までの一連の作業を体験してもらい、最後は給食として食べてもらっています。

つい先日、子どもたちと一緒に稲刈りをしたのですが、小さな水田でも重労働に感じたようで「農家さんの大変さがわかる」と言っていたのが印象的でした。こうした子どもたちへの社会貢献活動は、通常業務とは違ったやりがいを感じます。東京西局調査・環境課の配属ではなくても有志で参加できるので、私自身来年以降も継続して参加していきたいです。

精度の高いデータを使った渋滞緩和や
交通安全の施策を考案

「おおはし里の杜」の維持管理以外にも、東京西地区における渋滞・交通安全対策を担当しています。一般的に首都高上で発生する渋滞は、ボトルネックと言われる地点から発生しています。そこでボトルネック箇所を把握し、渋滞の原因を特定、渋滞対策を立案し施工(他部署が実施)、効果検証・事後評価といった一連の業務を行っています。

例えば、渋滞情報や迂回ルートなどの情報提供や、ジャンクションの分合流部の車線運用変更など、さまざまな対策を実施。情報提供はどのような優先順位で表示するか、合流地点はどこから絞ってどう合流すべきなのかなどを、計測データをもとに検討します。このデータは車輌感知器によって24時間計測されているもので、精度の高さは当社ならではです。

安全対策については、事故多発地点の路面を赤く着色して注意喚起を行うことや、路面を滑りにくくするといった対策などを行っています。カーブは事故が起こりやすいので道路を赤く塗装するほか、事故の発生状況に合わせてカーブの手前に看板をつけることなどを考案し対策を講じています。ほかにも、高速出入口からの歩行者などの誤侵入や逆走対策も実施しています。

インフラを守る責任。
主戦力として任されるやりがい

私は就職活動をするまで、首都高について「東京にある複雑な道路」という漠然としたイメージしか持っていませんでした。あるとき、下宿先で大雪が降り、高速道路をはじめとしたライフラインが遮断してしまったんです。スーパーやコンビニから物資がなくなり、食べ物が手に入らない恐怖を感じました。また同時に高速道路がいかに日々の生活に重要な役割を担っているかを実感したんです。

この経験から、日々の生活を守り社会に貢献したいと思ったことが入社の決め手となりました。入社して7年間、高速道路を保全していく業務に携わっていますが、一番の魅力は自分の考えたことが現場に採用されることだと思います。保全業務は細やかな業務が多い分、各担当に一任されていることが多く、入社早々の若手社員でも主戦力として業務を進めることができます。

当社ではジョブローテーションがあり、これまでに4回異動を経験してきましたが、どの部署でも外部の方から「首都高の技術は日本でも指折りだ」とよく言われます。幅広い分野で最先端の技術をもって業務に携われることが魅力の一つです。また、1,000名程度の会社なので、7年務めていると異動先に必ず知っている社員がいるため、コミュニケーションを取りやすい社風もいいところです。

※所属・部署名等はインタビュー当時のものです

Schedule1日のスケジュール

08:00

出社

朝の通勤ラッシュが苦手なので時差出勤を利用。出社後はメール処理と資料作成。

09:30

打ち合わせ

コンサルタント業者と業務の打ち合わせを行います。

11:00

資料作成

打ち合わせで決まった内容をふまえて、社内会議や対外協議用の資料を作成します。

12:00

昼休み

和気あいあいと話をしながら食事をしています。午後に向けて昼寝をすることもあります。

13:00

会議

社内会議にて業務進捗を報告します。最近はWeb会議で行うことも多いです。

15:00

現場確認

机上の検討にならないように、現場の状況もよく確認しています。

17:00

退社

時差出勤のため、予定があるときは17時に退社します。

Day Offオフの日の過ごし方

都心に住んでいる反動なのか、自然のある場所に魅力を感じるようになりました。家族や会社の同期と一緒に旅行や登山、ドライブをしています。最近は特に釣りに凝っており、先日は同期や先輩と一緒に北海道へ遠征に行きました。釣り具がどんどん増えてきてしまい、置き場所に困っています(笑)。