首都高速道路の現状と課題

首都高速道路の総延長は301.3kmに達しており、供用から40年以上経過した構造物が約3割(約100km)を占めるなど、高齢化とともに過酷な使用状況により損傷が多数発生している状況にあります。(平成25年12月現在)
また、首都高速道路公団設立時の首都高速道路の建設にあたっては、昭和39年の東京オリンピック開催等、社会的要請から建設が急務となり、用地買収が必要のない公共用地(道路、河川等)を極力活用したため、結果的に、きめ細かな維持管理が難しい構造が存在しています。

首都高速道路の維持管理の取り組み

首都高速道路(株)ではお客様に安全に走行していただくため、累積する損傷に適切に対応し、道路の健全性を維持していくため、きめ細かな『点検』や損傷の『補修・補強』を行っています。

首都高速道路における更新計画(概略)

首都高速道路(株)では、構造物を安全な状態に保つため、日夜、様々な方法によりきめ細かな点検を実施し、点検の結果に応じた補修に取り組んでいるところでありますが、首都高速道路の総延長は301.3kmに達しており、供用から40年以上経過した構造物が約3割(約100km)を占めるなど、高齢化とともに過酷な使用状況により損傷が多数発生し、重大な損傷も発見されている状況にあります。

首都高速道路が100年先の未来においても、国際都市東京の重要かつレジリエンスの高い道路網として、安全を基礎に安心なものであり続けるため、首都高速道路全線にわたる構造上、維持管理上の問題や損傷状況等を精査しながら、首都高速道路の更新計画の検討を進めています。

首都高速道路全線の構造上、維持管理上の問題や損傷状況等を改めて精査し、特に重大な損傷※が発見されており、大規模更新もしくは大規模修繕を実施しなければ通行止めなどの可能性の高い箇所を、大規模更新、大規模修繕を実施すべき箇所として検討しました。

  • ※例えば、東品川桟橋・鮫洲埋立部で発生しているコンクリート剥離や鉄筋腐食は、橋桁の脱落や床版の抜け落ち等、構造上、走行安全上、道路の用に供せない状態につながる損傷

維持管理が困難で、大規模更新が効率的・効果的な箇所については大規模更新(橋梁の架け替え、床版の取替え等)を実施、それ以外の箇所は大規模修繕(構造物全体の大規模な補修)を実施。

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