首都高速道路で発生している渋滞は、大きく分けて交通集中渋滞、事故・故障車渋滞、工事渋滞の3つの種類があります。それぞれの渋滞に対して、ボトルネック対策などの総合的な対策を強力に推進しています。

渋滞の種類 渋滞の原因 渋滞対策
交通集中渋滞
(85%)
  • 都心環状線を通行する6割が都心環状線を通過するだけの車両です。
  • ネットワーク未整備により、特定箇所に交通が集中し、交通の適正な分散がなされていません。
  • 都心環状線と放射線上りとが合流するJCT部や、本線と入口との合流部に交通が集中しています。
●道路ネットワーク整備
・環状路線等の整備
●ボトルネック対策等
・既供用路線の機能強化
・車線拡幅や出入口新設
●標識・区画線の改良
・安心、円滑な交通支援
●情報提供の高度化・多様化
・様々なメディアを活用した
交通情報の提供
●料金施策
・混雑時のう回を促す料金割引等
●事故・故障車渋滞対策
・注意喚起による事故防止強化
・事故処理の迅速化
・安全情報提供の拡充
●工事渋滞対策
・工事実施方法の改善
・工事広報の拡充
事故・故障車渋滞
(約12%)
  • 事故・故障車により本線の車線を一時的に塞ぐことによって生じます。
工事渋滞
(約3%)
  • 道路施設を良好な状態に保つため主に夜間に行う維持・補修工事などに伴う交通規制によって生じます。
  • 都市活動の24時間化に伴う夜間交通量の増大が渋滞をより激しくしています。

道路ネットワーク整備

東京線の渋滞を抜本的に解消するために都心環状線の交通をう回・分散させる中央環状線の整備を進めています。これにより多様なルート選択が可能となります。

ボトルネック対策等

中央環状線の機能を強化しそのう回効果を最大限に発揮させるためにボトルネック対策等を推進しています。

ネットワーク整備と合わせて渋滞のボトルネックとなっている箇所に対する車線増や区画線改良など必要なメニューを抽出検討し、効果の高いものから実施しています。

中央環状線

実施例

標識・区画線の改良

より安全で快適な走行ができるように分かりやすい標識や路面標示の改良を行います。

情報提供の高度化・多様化

さらに分かりやすく使いやすい情報を多様なメディアで提供していきます。
首都高ホームページで渋滞情報、所要時間をお知らせしていますが、より分かりやすく、また首都高速道路をご利用になるうえで役に立つ情報をあわせて掲載しています。

「各種渋滞情報」
現在の交通状況や過去の渋滞データ、休日混雑出口マップ等についてお知らせしています。

「携帯電話専用ポータルサイト」
緊急情報のお知らせや、経路・所要時間・料金のご案内や、道路交通情報、通行止め情報、パーキングエリア情報など、より便利に、より快適に首都高をご利用いただくためのコンテンツを用意しています。

料金施策

ETCを活用して中央環状線迂回利用割引など渋滞緩和に資する料金制度の導入を進めます。
中央環状線迂回利用割引を実施することにより、都心環状線が混雑している場合に中央環状線へのう回を促し、渋滞緩和を図ります。

事故・故障車渋滞対策

事故防止強化や事故処理の迅速化とともに事故発生を減らすべくカーブ等の情報を看板だけでなくVICSを用いてお知らせする実験を行っています。

工事渋滞対策

  • 工事は、路線の方向別に週3日に限定し、交通量が減少する夜間に車線規制で実施しています。
  • 交通量が増える毎週金曜日や行楽シーズンの連休、年末、年度末には、工事を取りやめています。
  • 複数の工事を1つの規制の中で同時に実施したり、路線の一定区間について期間を絞って昼夜連続規制する集中工事を実施したりなどの工事方法の工夫を進めています。
  • ホームページから定期的に工事情報を提供しています。