首都高速道路日本橋区間地下化事業

首都高速道路株式会社

02.シールドトンネル工事区間

針の穴に糸を通すようにトンネルを日本橋川の下に構築!

※現時点の予定であり、関係各所との協議により変更となる可能性があります

SHIELD TUNNEL AREA

交差する地下鉄の直上・直下にトンネルを構築

  • 複数の地下鉄や地下埋設物などがある中で、針の穴に糸を通すように、シールドマシンを精緻にコントロールしながら掘り進め、日本橋川の下にトンネルを構築します。
  • シールド掘進時においては、地上へ大きな影響を与えることを未然に防ぐため、シールド前面の土圧(切羽土圧)や掘り進めている土量(重量・体積)の変化を管理し、安全に配慮しながら掘り進めます。
  • シールド掘進時は、各種データを一元管理するシステムを用い、切羽土圧や地表面変状などの各種計測データをリアルタイムでモニタに表示し、トラブルの予兆をいち早く把握します。

狭隘なヤードにおいてシールドマシンの発進基地を構築

  • 通常シールドトンネル工事では、シールドマシンを掘進させる設備、掘った土を貯めておく設備など、広大な工事ヤードが必要です。しかし、本工事は都心部での施工となるために広いヤードの確保が困難です。
  • そのため、発進立坑より後方の開削トンネル区間の躯体構築を先行して行うことで、新しく構築した開削トンネル内およびその上の地表面付近に2階建ての工事ヤードを確保します。加えて、狭隘なヤードにおいて、防音ハウスの設置によりマシン設備の騒音を低減したり、土砂運搬車両などの車両動線確保を一方通行にし、区道6号、区道8号を走行する一般車両への影響を低減します。

シールド工法
~シールドマシン2機発進~

STEP 00開削トンネル、擁壁・掘割区間を構築

新設躯体のうち、開削トンネル区間、擁壁・掘割区間を護岸と一体構造で構築します。

開削トンネル、擁壁・掘割区間を構築

STEP 01発進立坑+防音ハウス構築

シールドマシンの発進立坑を構築し、騒音・振動対策として防音ハウスを構築します。
工事ヤードを2階建て構造とし、可能な限りヤードを少ない範囲に収める工夫をしています。

STEP 02シールドマシン(内回り)掘進

内回りのシールドマシンが先行発進し、トンネルを構築します。

シールドマシン(内回り)掘進

STEP 03シールドマシン(外回り)掘進

外回りのシールドマシンが先行発進し、トンネルを構築します。

シールドマシン(外回り)掘進

SHIELD TUNNEL AREA

シールド発進前に
支障となっている護岸を造り替え

  • シールドマシンは、日本橋川護岸の直下を左岸側から右岸側に横過しますが、護岸の杭基礎とシールドマシンとが干渉するため、護岸改修を実施します。

護岸施工

STEP 00現況

シールド通過予定箇所と護岸の杭が干渉するため、事前に護岸を造り替えます。

現況

STEP 01土留壁設置+締切設置

既設護岸を撤去するための土留壁の構築と河川の締切りを行います。
また、護岸背面の地盤を抑えるために地盤改良を行います。

土留壁設置+締切設置

STEP 02既設護岸撤去

既設護岸の背面を掘削し、護岸の撤去を行います。

既設護岸撤去

STEP 03地盤改良+支保工設置

新設護岸を構築するために、地盤改良を行います。また、前面締切と背面側土留壁に支保工を設置し、護岸の構築位置まで掘削していきます。

地盤改良+支保工設置

STEP 04新設護岸(下部)構築

新設護岸(下部)を構築し、護岸の背面を埋め戻していきます。次に新設護岸(上部)を構築するために支障となるため新設護岸と前面側締切に支保工を盛替えます。

新設護岸(下部)構築

STEP 05新設護岸(上部)構築+仮設物撤去

新設護岸(上部)を構築し、護岸の背面を埋め戻していきます。
河川締切を解放し、注水することで護岸で水圧を受け替えます。
最後に土留壁や河川締切りのための仮設物を撤去します。

新設護岸(上部)構築+仮設物撤去

SHIELD TUNNEL AREA

シールドトンネル工事区間
工事進捗状況

シールドトンネル工事区間工事進捗状況 COMING SOON

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