EFFORTS OF SHUTOKO
首都高速道路株式会社では、平成17年10月の会社発足以降、グループ会社等と連携して、道路構造物の点検・維持管理に関する業務を中心に、国・地方自治体など道路管理者の皆様を対象とした技術コンサルティングサービスを行っています。
首都高グループによる技術コンサルティングサービスの具体的な事例を紹介します。
PC橋の維持管理においては、表面化するまで損傷の発見が困難であり、安全度の評価が難しい等の課題があります。
PC橋の維持管理における点検や調査に関する技術マニュアルを作成するために、以下の業務を行いました。
PCグラウト充填度診断
(特許3438769号)
鋼橋の疲労対策においては、高度な専門性を要することから、集積された知見および実績に基づいた原因究明と対策を実施することが重要です。
鋼橋疲労き裂の調査・対策マニュアルを作成するために、以下の業務を行いました。
鋼橋疲労き裂対策の一例
(ストップホール)
橋梁の安全確保のためには、日常の巡回点検、定期点検および災害時の臨時点検など目的に応じた各種点検により、損傷を早期に発見し、適切な対策を実施する必要があります。
東京ゲートブリッジ
《写真提供》東京都港湾局
大師橋
橋梁の耐震補強設計は、現地調査と設計照査の結果から、橋梁の現状を適切に把握し、設計に反映する必要があります。
隅田川大橋では10径間(約400m)の落橋防止システムの詳細設計とRC橋脚の耐震補強詳細設計を実施しました。
橋脚梁上の現地調査状況
首都高速道路沿線の横浜駅周辺地区において、交通処理機能向上のために、首都高ネットワークの有効利用の可能性を検討する業務です。