道路ネットワーク整備・ボトルネック対策の推進と環境改善

首都高速道路のネットワーク整備は、2015年3月7日の中央環状線全線開通により、都心環状線と2つのリングネットワークが構成されたことで一つの転機を迎えました。
都心部に残る交通渋滞に対しては、中央環状線のネットワーク機能を最大限発揮させるため、車線追加などのボトルネック対策を引き続き進めるほか、横浜環状線等の更なるネットワーク拡充も継続していきます。
こういった取り組みによって渋滞が緩和されると、交通全体の流れがスムーズになって車が一定の速度で走行でき、車から排出される窒素酸化物(NOx)などの削減が見込めます。
道路ネットワーク整備やボトルネック対策の推進には、利便性の向上や渋滞緩和だけでなく、環境改善にもつながっています。

道路ネットワークの整備・ボトルネック対策図

「環境にやさしい」ドライブ

時速60km程度の速度で走行すると、自動車排出ガスである二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、浮遊粒子状物質(SPM)の1kmあたりの排出量が最も少なくなります。更に一定の速度で走行することで燃費の向上にもつながります。
一般道路に比べて速く走行でき、信号交差点などによる停止・発進を繰り返さない首都高でのドライブは、「環境にやさしいドライブ」です。
また、首都高をお使いいただくことに加え、ドライバーの皆様のちょっとした心がけで、更に「環境にやさしいドライブ」が実現できます。そのコツが「エコドライブ」です。「急発進しない」「急加速しない」「急停止しない」という「エコドライブ3原則」を実践するだけでも、燃費は向上します。 「首都高×エコドライブ3原則」の組合せで、より「環境にやさしいドライブ」をお勧めします。

CO2、NOX、SPM排出量とエコ速度

「SPM除去装置」と「低濃度脱硝装置」の効果

中央環状線(山手トンネル)神奈川6号川崎線(大師トンネル)横浜北線(横浜北トンネル)の換気所では、SPM除去装置と低濃度脱硝装置を設置しています。
SPM除去装置は、浮遊粒子状物質(SPM)※を80%以上除去することができます。また、低濃度脱硝装置は、二酸化窒素( NO2)を90%以上除去することができます。首都高では日々の除去率を把握しており、これらの装置の性能を常に監視しています。
この2つの装置により、換気所からの排出ガスの影響は、環境基準の数百分の1よりも更に小さな値になります。

※浮遊粒子状物質(SPM)とは、排出ガス等に含まれる、粒径が10 µm(マイクロメートル)以下の非常に小さい粒状物質

換気所のしくみ

換気設備を納めている換気所は、下図のようなしくみになっています。

低濃度脱硝装置・SPM除去装置(電気集塵機)