首都高速道路公団では、政府の行動指針及び建設省(現国土交通省)の新行動計画が策定されたことを踏まえ、平成12年12月に「公共工事コスト縮減対策に関する新行動計画」(以下、「新行動計画」という。)を策定しました。
 首都高速道路公団の新行動計画では、具体的施策の着実な推進を図るため、新行動計画の実績を適切にフォローアップすることとしており、このたび平成14年度の結果を取りまとめましたので報告します。

(1) 平成14年度縮減実績
1) 建設コストは、
 ・工法変更に伴う線形の見直し、
 ・シールドトンネルの二次覆工省略による断面の見直し、
 ・高流動コンクリートセグメントの開発 等
を実施し、13.2%コスト縮減いたしました。
2) 管理コストは、
 ・改良型伸縮継手の採用による補修費の縮減 
 ・通行券販売手数料率の見直し 等
を実施し、18.8%コスト縮減いたしました。
3) ライフサイクルコスト等の低減では、
○環境と調和した施設への転換
 ・低騒音効果のある高機能舗装の実施による交通騒音の低減
を実施しました。

(2) 今後も、新行動計画に基づき、さらなるコスト縮減を図るべく努力してまいります。