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プレスリリース
(~2003年度)

2000年09月05日
首都高速道路公団

首都高速道路公団における「公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」の成果について

首都高速道路公団では、従来からのコスト縮減の取り組みをさらに強化するため、平成9年5月30日に「公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」を策定し、これに基づいて、機能・品質を確保しつつ、諸施策を実施しております。 平成11年度は行動計画に基づく3ヶ年の取り組みの最終年度となっており、今回、平成9年度から11年度までの成果をとりまとめたので報告します。

1.首都高速道路公団の「公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」(平成9年5月策定)

(1)行動計画の対象の位置づけ
政府の行動指針、建設省の行動計画を受け、公団の工事コスト縮減に向けた取り組みを、具体的に取りまとめたものとして首都高速道路公団行動計画を策定。
(2)実施スケジュール
平成9年度から平成11年度末までの発注工事を対象に、行動計画に示した工事コストの縮減に資する諸施策を速やかに実施。平成11年度末までに、数値目標が達成できるよう努力。
(3)コスト縮減の数値目標

施策分野と数値目標
注1) 平成8年度の標準的な工事コストに対しての比率を示す。
注2) 物価変動要因は除いて推計している。
これら全体の取り組みにより、工事コストを、少なくとも10%以上縮減することを目指すという目標を設定。

2.コスト縮減施策の実施状況

行動計画の初年度である9年度においては、21の縮減項目を実施。10年度においては、前年度の縮減項目のうち14項目を実施するとともに、新たな縮減項目として9項目を追加し実施(計23項目)。最終の11年度では、前年度までの縮減項目のうち19項目を実施するとともに、新たに12の縮減項目を追加し実施(計31項目)。3ヶ年の計画期間全体では、42の縮減項目を実施しました。
3ヶ年で取り組んだ代表的縮減項目事例を別添資料1に示します。

3.成果

平成11年度コスト縮減の成果
○ 平成11年度のコスト縮減実績は9.2%であり、その内訳は直接的施策で7.8%、間接的施策で1.4%でした。
○ 従って、直接的施策については目標数値6%を超えました。
○ 間接的施策については、施策の実施から効果発現までに時間を要することもあり、目標を下回りました。
コスト縮減の平成11年度実績(金額単位:百万円)

コスト縮減の平成11年度実績表
注1)首都高速道路公団で、個別工事毎に縮減額を積み上げたもの。
注2)首都高速道路公団で、建設副産物対策(リサイクル資材)等の施策において縮減額を積み上げたもの。
注3)公共工事コスト縮減対策作業部会で縮減効果(1.2%)と推計。

平成11年度のコスト縮減施策別内訳を別添資料2に示します。

3年間での縮減実績推移

3カ年のコスト縮減実績

4.今後の取り組み

平成9年度から平成11年度において実施した縮減項目を適用できる工事においては、今後も縮減を図っていきます。 さらに、新材料及び新工法の採用などによる新規縮減項目を直接的施策として追加するとともに、間接的施策においても、シールド掘削により発生する建設汚泥を埋め戻し材へ活用するなど新規縮減項目を追加し、一層のコスト縮減に取り組んでいきます。

お問い合わせ

首都高速道路公団
 TEL.03-3502-7311

工務部
 TEL.03-3539-9461
企画調整室
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