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プレスリリース
(2008年度)

2008年11月17日
首都高速道路株式会社
横浜市

横浜環状北線子安台換気所工事現場(子安台公園)から信管及び焼夷弾が出土しました

 横浜市と首都高速道路株式会社が整備を進めている横浜環状北線の工事現場(子安台公園)では、これまでにも掘削工事中に旧日本軍の高射砲の砲身、砲弾が出土しております。
 このため、金属探知器を用い安全を確認しながら掘削工事を進めておりますが、本日(11月17日)午前10時30分頃、金属反応があり、その旨、工事請負者から報告がありました。
 直ちに、横浜市危機管理室、神奈川県警、神奈川区、神奈川消防署、鶴見区などと初動連絡を取るとともに、神奈川県警及び陸上自衛隊による調査を行った結果、旧日本軍の砲弾の未使用の信管の一部、油剤の抜けた焼夷弾であることが確認されました。
 出土した信管には爆発の危険性がなく、また、焼夷弾については油剤が抜けていることから燃焼の危険性がないことが確認されました。
 なお、これらについては、陸上自衛隊において本日の14時45分頃、現場から搬出運搬されました。
 引き続き、金属探知器で検査を行ない、安全を確認しながら工事を進めます。

出土概要

・旧日本軍の砲弾の未使用の信管の一部(長さ約8cm、径約6~7cm、砲弾は発見されなかった)
・焼夷弾(長さ約50cm、径約8cm、油剤が抜けており燃焼の可能性の無いもの)
・出土場所:神奈川区子安台一丁目(子安台公園)
・出土状況:地表面から約5m下に横穴があり(高さ約1.5m、幅約1.35m、奥行き約3.0m)、その中に置かれていた。

工事概要

工事件名:子安台換気所・トンネル・橋台工事
工事場所:神奈川区子安台一丁目、鶴見区岸谷一丁目
工期:平成19年5月19日から平成22年2月1日
発注者:首都高速道路株式会社
工事監督:首都高速道路株式会社 神奈川建設局横浜工事グループ
請負者:戸田建設株式会社 横浜支店

子安台公園経緯

 子安台の丘は戦前には耕地として利用されていたが、空襲時の避難や延焼阻止などのための防空緑地として、昭和20年3月に子安台緑地が完成した。
 防空緑地は高射砲陣地や農地としても活用され、高射砲陣地として使用されていた子安台は、終戦後進駐軍により接収され、米陸軍の高射砲陣地として引き続き利用されていった。
 昭和30年12月に接収が解除され約27,000㎡が返還されたが、民有地および生麦中学校用地を除く約21,000㎡が陸上自衛隊子安分屯地として昭和44年まで貸与された。そして昭和50年3月にようやく公園として整備され、市民に公開された。

お問い合わせ

首都高速道路株式会社
 神奈川建設局 横浜工事グループ
 TEL 045-439-0782