首都高速道路都心環状線浜離宮付近のコンクリート橋脚梁部における損傷原因の究明および今後の対応策について検討を進めるための技術調査委員会(委員長:池田尚治横浜国立大学名誉教授)の第2回委員会を下記のとおり開催しました。

  ○第2回委員会
  日時     : 平成18年2月14日(火) 17:00~19:00
  場所     : 首都高速道路株式会社 本社
  議事次第  : 1.詳細調査報告
           2.数値解析による損傷原因分析
           3.修復方法の検討

  ○主な議事概要
  (1)詳細調査報告
    ・ 詳細調査結果に基づき、今回損傷している横梁の張出し部(陸側)について速やかに本格的な修復を行う。
    ・ 海側及び中間部の横梁については引き続き調査を行い、補修を検討する。

  (2)数値解析による損傷原因分析
    ・ 数値解析により、横梁の張出し部の主筋が切断された場合、今回のような損傷が生じることが示された。
    ・ 撤去する張出し部の主筋の状態を十分に調査すること。

  (3)修復方法の検討
    ・ 陸側の張出し部のみを撤去し、鉄筋コンクリート構造として再構築する案が最も妥当である。
    ・ 横梁主筋の接合には、ガス圧接継手、エンクローズ溶接継手を主として用いること。ただし、事前に試験を行うこと。
    ・ 施工時においては、橋脚全体を監視しつつ修復を進めること。